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サイトを丸パクリされた件 パクられた時の対策方法(発信者情報開示請求など)を紹介します。

いつもと変わらぬ日常、twitterを見ているとこんなツイートが…

 

ここ最近1年の空白の期間を経て復活した敏腕ブロガーみやちまん(id:masa381_302)さんからの意味深なツイートに、昼過ぎなのに眠いつれづれの目が覚醒しました。

実際にリンク先を見てみると、

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こんな感じで僕の記事が丸パクリされていました。

これが一記事なら良かったんですが、他のリンク先を見てみると僕が今まで書き続けていた記事のほとんどが丸々コピーされて一つのサイトになっていたのでかなり悪質なコピーサイトです。

それにしてもブログ名が「アニメ満載情報最前線」になっていて、ブログ運営術なんて書いているので、怒りを通り越して笑ってしまいました。笑

 

ただ笑っているだけではダメなので、このコピーサイトに対してどのような対策を行ったのかを書いて行きたいと思います。

コピーサイトで悩んでいる方がいましたら、参考にしていただけたらと思います。

 

悪質なパクリサイト「f-234ani-me.com」

僕のサイトを丸パクリしていたのが「f-234ani-me.com」というサイトでした。

今はもう完全に閉鎖されているために見ることができないですが、f-234ani-me.com/class2/というドメインの1階層下のディレクトリに僕のサイトが丸々と格納されておりました。

他にもclass○の「○」の部分を別の数字に置き換えて様々なサイトを丸パクリして公開していたのでめちゃくちゃ悪質ですね…。

はてなブログのRSSが結構問題らしい…

はてなブログでは丸パクリされる事件が結構あるらしいのですが、その理由の一つにRSSが全文配信されてしまうからということが挙げられます。

RSSが全文配信されてしまうので、RSSを自動取得して記事にそのまま貼り付けて投稿なんてプログラムを書いてしまうととっても簡単にパクリサイトが作れてしまうんですよね。RSSを取得させないなんて荒技もあるらしいですが、RSSを利用しているユーザーさんも多いと思うので、ここら辺ははてなさんに是非改善をお願いしたいところです。

 

パクリサイトに対してやったこと

①パクリ証拠の保管

今現在自分の著作権が侵害されているということを証明するためにも証拠をしっかりと保管しておきましょう。

実際にパクられているサイトをPDFで保存したり、WEB魚拓を使用してしっかりと保存しておくことで後々の証拠として使うことができます。

 

megalodon.jp

 

②DMCA(著作権)侵害による削除の申し立て

www.google.com

パクリサイトが自分の記事より上位に表示されるのが一番の被害だと思います。

そうならないためにもまずはグーグルさんに「このサイト、僕の著作権を侵害しています。」と通報しましょう。

上記リンク先のページの「新しい通知を作成する」か申し立てのフォームを作成して行きます。

 

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このように氏名などの個人情報の入力が必要となるので嫌な人もいるかもしれませんが、パクリサイトを撲滅するため、必要なので入力して行きましょう。

 

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著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明

ここに自分が運営しているサイト(http://〇〇.com)が別のサイト(http://△△.com)にコピーされて公開されているという内容を書いておきます。

 

当該著作物が許可を受けて掲載されている場所

具体的に記事としてどこがということをわかりやすく証明するために、パクられた記事のURLを記載しておきます。

僕の場合はhttps://www.tedium-life.com/entry/2017/07/27/172317と記載しました。(当時の最新記事です)

 

ほぼ全ての記事がコピーされているためにhttps://www.tedium-life.com/と書きたくなってしまうのですが、具体的にどこがというところをしっかりと証明した方がいいということで具体的な記事をあげています。ほぼ全てがコピーされているという内容は上記「著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明」に説明しておきました。

 

権利を侵害している著作物の場所

こちらは「当該著作物が許可を受けて掲載されている場所」に記載した元記事のパクリ記事URLを記載しておきます。今回の場合はhttp://f-234ani-me.com/class2/?p=5212でした。

 

以上を入力して送信することで、申請が通れば数時間~から数日でインデックスされなくなるということで、しばらく待っていたら当日中にはインデックスから僕のパクリ記事は完全に削除されていました。

インデックスされているかどうかはグーグルの検索フォームで「site:調べたいサイトのURL」を入力して検索することで調べることができます。

 

とりあえずこれをしておけばパクリサイトは検索に引っかからないようになるので一安心です。

 

③リンク否認

次にやるべきはリンク否認です。

このように自分の記事がパクられているときはそのパクリサイトから被リンクがつけられています。これはグーグルに質の低いリンクとして捉えられ、サイトの評価が下がる可能性があるので、しっかりと否認しておきましょう。

被リンクの確認はサーチコンソール→検索トラフィック→サイトへのリンクから確認することができます。

 

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実際に確認してみると…がっつりついてますね。

見ているだけで気持ち悪くなってくるのでさっさとリンクを否認しましょう。

やり方は下記ページに書いてありますが、

support.google.com

簡単に説明して行きます。

下記サイトにアクセスしてテキストがファイルをアップロードします。

 

www.google.com

特定のドメイン全体の全体からのリンクを無視したかったので、

————–

#悪質な自動生成ページ
domain:f-234ani-me.com

————–

 というようにテキストファイルを作成してファイルをアップロードしました。

これでパクリサイトからのリンクを否認することができました。

 

④サーバーへの連絡

次にやりたいことはパクリサイトの公開停止です。

上記の手順をやるだけでも、自分のサイトの評価がパクリサイトによって下がる影響を除去することができたのですが、それでもなおネット上にはパクリサイトが公開されているわけで、見ているだけで気持ち悪くなってきます。

本当の手順であればパクリサイトの問い合わせフォームから「サイト公開を停止して」と伝えたいところですが、やはり悪質な丸々パクリサイトなだけあって問い合わせフォームなどはなかったので、運営サーバー側にこの状況を報告することにしました。

www.aguse.jp

上記サイトにパクリサイトのURLを入力して検索することで運営元のサーバーを特定します。

そして運営サーバーのサイトのお問い合わせフォームからパクられているとの旨を書いたメールを送信してみました。

内容は下記の通りです。

 

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これでとりあえず公開停止になるのかな?と思っていたのですが、

サーバー会社からの回答は「ユーザーが公開中のコンテンツへの対応につきましては、
プロバイダ責任制限法に基づき、書面にて請求をお送りいただいたもののみ対応する

とのことでした。

「とりあえずサイトに害はもうないから面倒臭いしいっか…」とも思ったのですが、ふつふつと湧き上がる怒りの感情から「やるしかない!」ということで書面での請求をすることとしました。

 

さて、ここからは人によって対応が異なってくると思います。

目的としては相手のサイト公開を停止するために動いていくことになるのですが、「相手のサイト公開を直接停止する」(送信防止請求)ということと「相手の個人情報を特定してダイレクトに連絡をとって公開を停止してもらう」(発信者情報開示請求)と言う2つの方法がここで出てきます。

 

僕の場合、相手に直接言ってサイト公開を停止してもらいたいという思いがあったので、発信者情報開示請求をすることにしました。

ちなみにみやちまんさん(id:masa381man)の場合は送信防止請求をしたということで下記記事にとても丁寧にまとめられているので、そちらを行いたいという方は下記記事を参考にしていただけたらと思います。

www.miyachiman.com

⑤発信者情報開示請求

この発信者情報開示請求ですが、これが結構面倒くさくて、下記のものが必要となってきます。

 

【必要なもの】

・発信者情報開示請求書

・印鑑証明書

・権利を侵害されたことが確認できる資料【2部】

・その他資料

 

発信者情報開示請求書

これは下記サイト

プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト

から【発信者情報開示関係書式】を参考にして資料を作成していく必要があります。

実際に作った内容は下記の通りです。

 

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「発信者情報の開示を受けるべき正当の理由」に関しては4の「発信者に対する削除要求のために必要であるため」を選択しました。

「開示を請求する発信者情報」に関しては1、2、3を選択しました。

発信者に示したくない私の情報は1を選択しました。

 

印鑑証明書(法人の場合は法人の印鑑証明書)

そもそも印鑑登録をまだしていなかったのでその手続きと証明書の発行ということでわざわざ役所まで言って書類をもらうのがとても面倒くさかったですね。

コピーでも構わないということで、印鑑証明書を用意しました。

また切手を貼付した返信用封筒を用意すると返却もしてくれるとのことです。

 

権利を侵害されたことが確認できる資料【2部】

全てのコピーを取るのは困難なので、最新の記事とその前の記事の2記事とそのパクリ記事をコピーして用意しました。あからさまな丸パクリだったので特にメモなども添付せずにそのままです。

 

その他資料

自分がhttp://www.tediumlife.comのサイト所有者であることがわかるようにドメイン取得サイトの管理画面とはてなブログの管理画面のスクリーンショットをコピーして用意しました。

 

※ちなみに今回は下記サイトを参考にして資料を用意しました。

tanaka-desu.com

 

発信者情報開示請求を行った結果

結構長い時間がかかるということで覚悟はしていたのですが、1週間程度で書面にて発信者の情報資料が郵送されてきました。

拒否されるなんて話も聞いたことがあったので、「もしかしたら手に入らないかも、送信防止請求の方が良かったかもしれないな…」なんて思っていたらあっさり届いたので結構驚きました。

書面にはしっかりとパクリサイトの氏名、住所、メールアドレスが記載されていました。

ここからいざ連絡を取ってサイトを削除してもらおう!となるはずだったのですが、パクリサイトを見てみると…

 

この時点で完全に消えていました。笑

 

みやちまんさんの送信防止請求が有効に働いて削除されたのか、実は書面にも「尚、該当記事はすでに発信者が自主的に削除を行っているようです」と書かれていたので、発信者情報開示請求を受けてやばいと思ったのか定かではありませんが、サイトの独自ドメインごと全て消えていました。

 

もちろんメールアドレスはゲットできているので、「サイトのパクリはこれ以降絶対にやらないでください、犯罪ですよ!」的なメールを送ることもできるのですが、それをしても特に意味がないですし、書面に「当該発信者情報をみだりに用いて、不当に発信者の名誉または生活の平穏を害する行為は禁じられています」との記載もあったので、今回は発信者情報を取得しただけでそれ以上の行動はしないこととしました。

 

損害賠償とかは取れないのだろうか?

発信者情報開示請求を作成する上で参考にさせていただきたサイト

tanaka-desu.com

の方は画像を無断で利用されていたとのことで、利用料を請求していましたが、パクリサイトの場合ってそういった損害賠償は取れないのでしょうかね?

実害として上位を取られたとか、サイトがグーグルの検索結果から飛ばされてしまったなどのことがない限り無理なのかなとも思ったのですが、もし知っている方がいましたらご教示いただければと思います。

→実際に弁護士ドットコムで相談してみたところ、損害賠償請求することは可能ということですが、満足のいく金額で決着が着かないことも多いそうです。

 僕自身とりあえず今はパクられた以上に被害がないので損害賠償請求するつもりはないのですが、もし僕以上に被害に遭ってとても困っているという方は下記のような法律問題の相談サポートで一度相談してみるのもいいかもしれません。

【公式サイト】

法律問題相談サポート

 

あとがき

色々あって、書類の作成とかで結構消耗してしまいましたが、とにかく解決して良かったです。

僕のような弱小ブログでも全然起こりうる話なので、皆さんもぜひパクられた際はこの記事を参考にしていただけたらと思います。

パクられた時は最低でも③までの対策をしておくことをお勧めします。

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