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徒然なるままに・・・

就職→起業→独立(いまココ)の日々を綴ります。

ファンデルワールスカがかわいい

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ファンデルワールスカがかわいいことに気がついた。ファンデルワールス力(りょく)ではない、ファンデルワールスカ(か)である。

 

ファンデルワールスカはポーランドの令嬢である。ファン=デル=ワールスカと書く。ポーランドでは男性の姓に〇〇スキー(-ski)、女性名に〇〇スカ(-ska)を用いるのでこれは明らかだろう。ちなみに、同じスラブ系のロシア人は〇〇スキーと〇〇スカヤである。ファンデルワールスがオランダの姓であり、ファンデルワールス力のファンデルワールスは正式にはヨハネス=ファン=デル=ワールスという事実はこの際無視する。とにかく語感がかわいい。

ファンデルワールスカの魅力

そんな人名上の考察は(都合が悪いところもあるので)これぐらいにしよう。

ファンデルワールスカの語感以外で何が可愛いかと言うと、そもそものファンデルワールス力自体も可愛い。金属結合やイオン結合はがっちがちでマッチョが肩を組んで並んでいるイメージが拭い去れないし、水素結合は英語ではH-bondで大変卑猥である。それに対してファンデルワールス力は互いの分子が控えめに結合しあっており大変微笑ましい。ふわふわとしたものがふわふわと結合しあっている様をkawaiiと形容せず何と言うか、である。安定点より近づきすぎると急激に斥力が強くなるのもツンデレっぽくてグッとくるものがある。私のファンデルワールス半径内に近寄らないでと言われたい。

 

そんなわけで、ファンデルワールスカの可愛さに気がついてからというもの、私は空気中に数多のファンデルワールスカが漂っているような気がして大変幸せな日々を過ごしていたのだが、そんなとき私の前に現れたのがローレンツカとクーロンカとコリオリカであった。

ローレンツカは活発な女の子で電場と磁場を与えられるとすぐ運動を始めてしまう。クーロンカは人を選ぶが、相性が良ければベタベタで離れようとしない。コリオリカはあまり存在感がないけど、気がついたら側にいるような奥ゆかしい女の子である。どれも三者三様の良さがあり悩ましい。一途にファンデルデルワールスカだけのことを考えていた私の中で最近迷いが生じている。私の中でどの子が一番かわいいかと言う問いがぐるぐると回っており、頭の中が回転運動になるとコリオリカが私の背中をそっと押してくれるのを感じる。

「お前はいつだって同じところをぐるぐる回る俺の背中を押してくれるね」私は言う。

「私にはこれしかできないから」コリオリカは照れながら答える。

私はそんな彼女の姿を見て、ビビッとくる。心に電気信号が走るのを感じる。その電気に触発されたローレンツカが私たちの面前を光の速さで走り去っていく。クーロンカが離れていく。ファンデルワールスカはそんな私たちを遠くからふわふわと見守っている。しかし、よく見るとファンデルワールスカはレナード=ジョーンズの腕に抱かれていることに気がつく。「近似されちゃった…」彼女はうなだれながら呟くように弁解するが、私はそこに彼女の歓びを感じ取り何も言えない。

「もう俺には君しかいないみたいだ」私がコリオリカを見るともうそこにコリオリカはいない。かすかに声だけが聞こえる。「私は回ってるあなたが好きだったの。一途な等速直線運動をするあなたには興味がないわ。それに私は見かけの力だし」

私は絶望して原子に分解されたいと思う。ばらばらになって意識もなくなってただの要素として存在を昇華するのだ。そう願うと指先の感覚がなくなっていくのを感じる。自身の存在感が薄れていくとともに、私は幸福感に包まれていく。様々な束縛から解放され解きほぐされていくような気分だ。そして、私は一個の原子になる。

 

目を開けるとそこにはヘルマン=ファインマンカがいる。私は呻くように言う。

「お前絶対男だろ」

 

あとがき

久しぶりに何も考えずに書きたいことを書きなぐってみたらとてもスッキリした。

ちなみに今月はこんな感じの病んでるサールネタが数多く登場すると予想されますがご承知おきください…笑