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起業から学んだ、組織はどこまでいっても組織だということ〜結局僕は「僕の意見が通る環境で、自由に動き回り、自由に仕事がしたかった」〜

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会社に勤めていれば組織というものは絶対に切ることができないものですよね。何を決めるにもみんなの意見を聞いて議論して決めていく。それが大きくなればなるほどしがらみも大きく、うまく踏み出すことができない。

では小さい組織であればどんどんプロジェクトを立ち上げスピーディーに進めることができるのでしょうか?

 

今回は会社に就職して感じたこと、起業して感じたこと、特に組織というものについて重点を置いて書きたいと思います。

 

 

大企業という組織

大企業では(少なくとも僕が働いていた会社では)下の意見が通らない、上人がコロコロ変わり、その度に方針が変わり、なかなか仕事を進めることができないという経験を多々しました。僕は2年半しか勤めていませんでしたが、その間だけでも僕の部署のトップが2回も変わっていました。

 

僕が勤めている間にした経験を今から書いていきたいと思います。

チーム内で新しいプロジェクトにチャレンジすべきだという意見が出ました。確かに今の組織の方針からそれは妥当な内容で、それを上にしっかりと伝えなくてはということになったので、上に説明して理解してもらい、新らしいプロジェクトチームが結成されることになり、チーム結成までに約半年という期間がかかりました。

とは言え何とかチームも結成されて、精鋭たちも揃い、さぁ進めようとしたその時大きな事件が発生しました。何とうちの部署全体が大規模な組織変更にあってしまったのです。

当然上が変われば方針も変わります。新しいトップにその旨を説明してどうにかこのプロジェクトを進めようとしたのですが、トップの「私の方針と違うから」というたった一言で、そのプロジェクト自体が完全に消滅してしまったのです。

 

大企業に勤めていれば誰しもが経験する内容だと思いますが、こんな状態でよく利益が出るもんだなと感心もしてしまいました。利益が出る理由は明白で、会社の期末レポートにその答えは書いてあります…僕が以前勤めていた会社においては、昔から売れている製品の利益がほとんどなのです。結局僕の勤めていた会社では、過去の栄光から湧き出てくるお金で維持されており、それではいけないと挑戦してみるものの、その挑戦も挑戦とは呼べないほどに小さなことしかできておらず、まさに負の連鎖が起きている状態でした。

 

新らしいことに挑戦することはとても大事です。研究することや商品を考えること、技術を考えることはとても重要です。しかしそれは取り組み続けることができなければ絶対うまくはいきません。大企業病とも言われていますが、うまく舵をとれない、ただただ組織変更だけを繰り返して何も進んでいない大企業は結構いっぱいあると思います。そんな状態では大成しないだろうと馬鹿な僕でもわかります。

 

自分が先陣を切ってその体制を変えていくこともできたかもしれません。しかし僕の人生も有限です。この会社が好きかと言われるとそこまでの想い入れもありません。組織変更が本当にうまくいった時にはもう定年を迎える頃でしょう、いやおそらく定年まで働いても上手く改革するためには時間が足りないでしょう。

そんな人生は嫌だと思ってしまいました。もっと好きに動き回って挑戦し続けて、自由に自分のやりたいことを突き進みたいと考え出しました。「自分の好きなことをして生きていく。」起業したらその夢がが叶うと思っていました。

 

起業したベンチャーで学んだこと

会社に勤めて2年半で退職し、友人と3人で起業しました。これで自由に仕事ができる、やりたいことができる!と思ったのですが、実際のところそううまくもいきませんでした。

 

もともとノリで起業したのがいけなかったのですが、3人とも方針がバラバラだったのです。特に他2人と僕の意見は大きく食い違っており、どういう風に会社の方針とか決めていくのとなるとどうしても多数決になるのが常ですが、だいたい僕の意見は通りません。

 

それにイライラするだけではしょうがないですし、じゃあその中で僕が、納得できる着地点はないのかと試行錯誤しながら一年間はそのベンチャー企業に身を寄せていました。

しかしその1年で僕は、彼ら2人と起業の方針が全く違うということを身にしみて感じることになりました。

彼らの方針としてはシステムやアプリといったアイディアありきの内容ではなくて、あるものがあって、それをもっと便利にしたり楽にできるようなものを作りたいということがわかりました。

そして、起業した一年間で気づいた僕がやりたかったこと(というかできること)は「情報発信」でした。

 

僕たちがそんな便利なサービスを作ろうとしなくても、世の中にはもう便利なシステムやアプリ、サービスは溢れるようにあります。

もともとアプリやシステムを開発するスキルもなかったので、勉強しながら「自分たちが欲しいシステム、アプリ」を考えながら開発していましたが、そのスピード感があまりにも遅くて、僕らが開発完了するころにはその数倍良いシステムやアプリが出てきていると考えてしまうと、完全にやる気がなくなってしまったのです。

 

そう思った時に自分の頭にふと浮かんだのが「それならそんな素晴らしいシステムやアプリ、サービスの素晴らしさを発信する立場になることはできないのだろうか?」ということでした。陽の目を見ることができない便利なものやサービスは世の中にいっぱい転がっているはずで、僕がそれを取り上げるような媒体になれないものかと考えるようになりました。

 

情報発信メディアを作ることはできないかと考えれば考えるほど、よりそちらの方面に挑戦したいという気持ちも高まり、何とか二人を説得してそのプロジェクトを進めようと頑張りましたが、「それならそれは別でやって欲しい」というような感じで他2人は完全にノータッチで僕一人がそのキュレーションサイトを担当するという状態になってしまいました。

 

この状態では結局一人で起業するのと何ら変わりはないですし、1対2の現状を打破できない当時の状況に苛立ちを隠せない状態になり、ちょっとしたことがきっかけで僕の中で何かが弾けました。

 

そして、そのベンチャー企業を去ることを決意し、今の状態に至りました。

 

「少人数だから自由」ではないということ

起業すれば全てが自由になって自分の思い通りになると思っていたのですが、それは本当に大きな勘違いで、小さくても組織は組織であるということを身をもって感じることができました。

そして友達とであれば絶対に楽しくできると思っていたのですがそうは行かず、やはり人生をかけているので、各々が自分はこうしていきたいという想いが強く現れます。社会から見れば自由かもしれませんが、「やはり小さくても組織は組織で個人としての本当の自由はないな」というのが僕が感じたことでした。

 

そしてこの経験によって僕は「僕の意見が通る環境で、自由に動き回り、自由に仕事がしたかった」ということに気づくことができました。

 

一人で起業することの自由と責任

一人で起業するということは、取捨選択や決断等の責任を全て自分が負うことになりますが、自分で決めてやりたいと思っているからやっているのだから、たとえそれが失敗したとしても自分の責任だから仕方がないと片付けられます。

 

もちろん組織ではないので、自分が休んでいる時は誰かが仕事をしてくれるわけでもないので、休んだ分収益が低くなってしまうのは当たり前です。

でもいつ休んでもいい、自分のペースで仕事ができるのは本当に自由で、結局継続することが重要な仕事なので、自分のペースで無理なく続けられている今が最高に楽しいのは事実です。
 

まとめ

どんなに小さくても複数人いればそれが組織になるということ。たとえ少人数でもそれで組織は完成してしまいます。人それぞれ目標や意見とかあるので議論は必要です。

僕の場合はそ目標、目的の確認を他2人としていなかったのが大きな間違いだったかなと感じています。僕の居心地のいい環境なわけがないですよね、そもそも2人と目標と目的が全く違ったのですから。

その組織が自分に合わないと思えば、その組織を変えるように努力するか、それとも違う組織で働くように動くか、はたまた僕のように抜け出すか。

どのような手段でも構わないと思いますが、行動しなければ絶対に変わりません

 

動けない人、人生に悩んでいる人、これからどうしようか迷っている人は一度下記本を読んでみると良いかもしれません。一歩踏み出す勇気をあなたに与えてくれることでしょう。あなたが「起業家」、「マネージャー」、「職人」という三つの立ち位置で何が適切なのかを説いてくれます。

 

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